70坪・80坪・100坪の土地で建ぺい率60%なら?建てられる面積

70坪・80坪・100坪の広い土地で建ぺい率60%の時に建てられる面積を紹介する記事のアイキャッチ。広い庭のある平屋

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70坪や100坪の広い土地を前にすると、『これだけあれば何でも建てられそう』と思いますよね。ただ、広い土地ほど、家だけで使い切るのか、ほかの使い方を組み合わせるのかで迷いやすいんです。

結論から言うと、100坪の土地で建ぺい率60%なら、1階は60坪(約198㎡)までです。70坪なら42坪、80坪なら48坪が1階の上限になります。

この記事を読めば、70坪から150坪までの土地で建てられる面積と、自宅以外も含めた広い土地の使い方の選び方が分かりますよ。

目次

100坪の土地で建ぺい率60%なら、1階は60坪まで

先に結論

100坪の土地の1階の上限は「100坪×0.6=60坪」です。㎡で言うと、約330㎡の敷地に約198㎡の建築面積になります。

建ぺい率(建蔽率)は、建物を真上から見た広さ(建築面積)が、敷地の何割までかを決めるルールです。60%なら敷地の6割まで建物に使えて、4割は空地として残ります。

100坪の土地なら、建物に使えるのが60坪、空地が40坪です。40坪の空地があれば、車を何台も置いて、庭も広く取れる計算になります。

坪と㎡は「1坪は約3.3㎡」で換算しています。登記簿や図面で330㎡とあれば、100坪くらいと考えてください。

1階の上限と延べ床の上限

建ぺい率が決めるのは1階の広さです。2階を足した延べ床の上限は、容積率という別のルールで決まります。

100坪の土地の場合式上限
1階(建築面積)100坪×建ぺい率60%60坪
延べ床(容積率100%の時)100坪×1.0100坪
延べ床(容積率200%の時)100坪×2.0200坪

『60坪の家って、自宅にしては大きすぎない?』と感じた方もいるはずです。実は、広い土地では建ぺい率を使い切らずに、庭や駐車場を広く取る家もあるんです。

70坪から150坪までの早見表

ここでの結論

広い土地では、建ぺい率が10%違うだけで1階の上限が7〜15坪変わります。自分の土地の坪数と建ぺい率の交わる所を見てください。

70坪から150坪までの土地について、建ぺい率40%・50%・60%の時の1階の上限を並べました。

敷地建ぺい率40%建ぺい率50%建ぺい率60%
70坪(約231㎡)28坪35坪42坪(約138.6㎡)
75坪(約247.5㎡)30坪37.5坪45坪(約148.5㎡)
80坪(約264㎡)32坪40坪48坪(約158.4㎡)
90坪(約297㎡)36坪45坪54坪(約178.2㎡)
100坪(約330㎡)40坪50坪60坪(約198㎡)
120坪(約396㎡)48坪60坪72坪(約237.6㎡)
150坪(約495㎡)60坪75坪90坪(約297㎡)

例えば70坪で建ぺい率60%なら42坪、75坪なら45坪、90坪なら54坪です。70坪で建ぺい率40%なら、1階は28坪になります。

150坪の土地になると、建ぺい率40%でも1階60坪まで建てられます。

70坪・100坪・150坪の土地を真上から見て、建ぺい率60%の時の建物の広さと空地を並べた図解

角地や防火の緩和が使える時

自治体が指定する角地や、防火地域・準防火地域の決められた建物なら、建ぺい率が10%上がります。両方当てはまれば20%上がります。

敷地(建ぺい率60%)そのまま70%になれば80%になれば
70坪42坪49坪56坪
100坪60坪70坪80坪

角地として認められる条件は自治体によって違います。広い土地なら道路に2面で接していることもあるので、一度窓口で聞いてみてください。

広い土地は自宅だけじゃない?4つの使い方を比べる

ここでの結論

70坪を超える土地では「自宅だけ」「賃貸併用」「駐車場と組み合わせる」「分けて使う」の4つが現実的な選択肢です。どれを選ぶかで、建ぺい率の使い方が変わります。

広い土地は、自宅を建ててもまだ余ることがあります。100坪の土地で建ぺい率60%の場合を例に、4つの使い方を並べてみました。

使い方(100坪の土地)建ぺい率の考え方向いている人
自宅だけ(平屋や2階建て)1階60坪まで。使い切らずに庭を広く取る選び方もあるゆとりのある家と庭が欲しい人
賃貸併用(自宅+貸す部屋)自宅と貸す部分を合わせて1階60坪・延べ床は容積率まで家の一部から家賃収入を得たい人
自宅+駐車場自宅の残りの空地を屋根のない駐車場にする近くに駐車場の需要がある人
分けて使う敷地を分けると、それぞれの敷地ごとに建ぺい率を計算する子世帯の家や、売る部分を作りたい人

賃貸併用:建物の大きさは建ぺい率と容積率で決まる

自宅の一部を貸す賃貸併用やアパートも、建物の大きさは住宅と同じく建ぺい率と容積率で決まります。第一種低層住居専用地域のような静かな住宅地でも、共同住宅は建てられる決まりです。

ただ、部屋数を増やすほど延べ床が大きくなります。容積率が低い土地では、思ったほど部屋が取れないこともあるんです。

例えば100坪で容積率100%の土地なら、延べ床は100坪までです。自宅部分を40坪にすると、貸す部分に回せるのは残りの60坪という計算になります。アパートの考え方はアパート経営と建ぺい率で紹介しています。

自宅+駐車場:屋根のない駐車場は空地のまま

自宅を建てた残りを屋根のない駐車場にすれば、建ぺい率の上限に届かない使い方になります。逆に、屋根付きの駐車場にすると、その屋根が建築面積に入ることがあります。

例えば100坪の土地に40坪の平屋を建てると、空地は60坪です。自宅用の2台分(約7.6坪)を取っても、50坪以上の空地が残ります。

ただ、車を並べるには出入りの通路も要ります。何台置けるかは、土地の形と道路の位置で大きく変わるので、配置図で確かめてみてください。

分けて使う:敷地ごとに建ぺい率を計算する

建ぺい率は、1つの敷地ごとに計算します。1つの敷地に建物を2棟建てるなら、2棟の建築面積を合計して上限と比べます。

一方、土地を分けて別々の敷地にすれば、それぞれの敷地で計算し直すことになります。この時、それぞれの敷地が道路に2m以上接している必要がある点も忘れないようにしましょう。

100坪を分けた例(どちらも建ぺい率60%)敷地1階の上限
自宅の敷地60坪36坪
子世帯の家や売る部分の敷地40坪24坪
合計100坪60坪

上限の合計は分けても変わりません。変わるのは、それぞれの家を別々の敷地として建てられることと、道路への接し方の条件が加わることです。

100坪ほどの土地に建つ平屋と、隣に並ぶ屋根のない駐車スペースがある外観の写真

土地の使い方を比べたい時

広い土地を持っていて、『自宅にするか、貸すか、駐車場にするか』で迷っている方も多いですよね。土地活用の考え方は土地活用と建ぺい率でも紹介しています。

自分で調べて決めるのも1つの方法です。複数の会社から、その土地での活用プランや収支のシミュレーションをまとめて受け取って比べる方法もあります。

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広い土地に平屋を建てる時に気をつけること

ここでの結論

広い土地の平屋は、建ぺい率に余裕があるように見えて、軒の出・カーポート・物置・離れを足していくと意外と上限に近づきます。

70坪以上の土地では、平屋を考える方も多いはずです。70坪で建ぺい率60%なら42坪、100坪なら60坪まで平屋を建てられます。

ただ、広い平屋ほど、屋根の大きな家や外回りの設備も増えがちです。平屋全般の考え方は平屋と建ぺい率で紹介しています。

広い平屋で建築面積に足し忘れやすいもの
  • 外壁から1mを超えて出ている軒やひさしの、超えた部分
  • 屋根のあるカーポートや、シャッター付きのガレージ
  • 大きさや作りによっては建築物になる物置
  • 同じ敷地に建てる離れや倉庫(建築面積は合計で計算)

例えば70坪の土地(建ぺい率60%)で、40坪の平屋に3台分のカーポート(約11.4坪)を付けると、合計51.4坪です。上限の42坪を超えてしまうので、家を30坪くらいにするか、カーポートの形を考え直すことになります。

家族で話していると、こんな会話になることもあります。

「100坪もあるんだから、平屋も60坪くらいで大きくしたいね」
「でも物置や車庫も建てるなら、家だけで60坪使うと足りなくなるよ」

よくある失敗

母屋の図面だけで建ぺい率を確かめて、あとから離れや車庫を同じ敷地に足したら上限を超えていた、という失敗です。最後は土地のある自治体の建築指導課や、設計を頼む建築士・住宅会社に、敷地全体の計画で確かめてもらうと安心ですよ。

広い土地だからこそ、家の大きさと外回りをまとめて考えたいところですよね。土地の条件を伝えて、住宅会社に間取りや配置のプランを出してもらう方法もあります。複数の会社から、間取りプランや資金計画の提案を無料でまとめて受け取れるサービスもありますよ。

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よくある相談:70坪・100坪の土地の知恵袋Q&A

読み方のコツ

相談の多くは「1階の上限」と「延べ床の上限」が混ざっています。1階は建ぺい率、延べ床は容積率で考えると分かりやすくなります。

知恵袋などで多く読まれている相談を、要約して答えていきます。

70坪・建ぺい率60%・容積率200%で、最大何坪の家が建つ?

1階は70坪×0.6で42坪、延べ床は70坪×2.0で140坪までです。2階建てなら総2階で延べ84坪なので、容積率には十分余裕があります。

『140坪まで建てられるの?』と驚くかもしれません。3階建て以上にしない限り、2階建ての住宅では延べ84坪が実際の上限と考えるとよいです。

70坪の正方形の土地に、駐車3台を確保して平屋は建てられる?

建ぺい率60%なら、平屋の上限は42坪です。空地は28坪あるので、屋根のない駐車場3台分(約11.4坪)を取っても、16坪ほど残ります。

3台分にカーポートを付けるなら、その分を建築面積に足して計算します。その場合の平屋は、30坪くらいが目安になります。

「70坪あれば、平屋40坪とカーポート3台はいけるよね?」
「カーポートも建築面積に入るから、合わせて42坪までなんだって。家は30坪くらいかな」

100坪で建ぺい率60%、建物を60坪にしたら車庫や物置は置けない?

60坪で上限まで使い切ると、建築面積に入る車庫や物置は足せません。屋根のない駐車場なら置けます。

物置は、大きさや作りによって建築物に当たるかどうかの扱いが自治体で違います。置くなら家を少し小さくして、余りを残しておくと安心です。

70坪・建ぺい率40%・容積率60%なら、どのくらいの家?

1階は70坪×0.4で28坪、延べ床は70坪×0.6で42坪までです。例えば1階28坪・2階14坪の部分2階なら、ちょうど収まります。

建ぺい率40%・容積率60%のような低めの数値は、低層住居専用地域などの住宅地で選ばれることがあります。広い土地でも延べ床は42坪までなので、間取りの希望を先に家族で話しておくと話が早いですよ。

よくある質問

100坪の土地で建ぺい率60%なら、何坪の家が建ちますか?

1階は60坪(約198㎡)までです。延べ床は容積率で決まり、容積率200%なら200坪までですが、2階建てなら総2階で延べ120坪が目安です。

80坪の土地で建ぺい率60%なら、1階は何坪ですか?

80坪×0.6=48坪(約158.4㎡)です。

150坪の土地の建ぺい率は、どう計算すればいいですか?

150坪に建ぺい率をかけます。60%なら90坪、50%なら75坪、40%なら60坪が1階の上限です。

広い土地を半分に分けて、2軒建てることはできますか?

敷地を分ければ、それぞれの敷地で建ぺい率を計算し直します。それぞれが道路に2m以上接しているかも確かめてください。

まとめ

この記事の要点
  • 100坪の土地で建ぺい率60%なら、1階は60坪(約198㎡)まで
  • 70坪なら42坪、80坪なら48坪、150坪なら90坪が建ぺい率60%の上限
  • 広い土地は、自宅だけ・賃貸併用・駐車場・分けて使うの4つで考える
  • 平屋は軒・カーポート・物置・離れを足すと上限に近づく
  • 最後は自治体の窓口や建築士に、敷地全体の計画で確かめる

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建ぺい率ドットコム

建ぺい率ドットコム 編集部

建ぺい率の意味と計算、用途地域ごとの数値、角地や防火地域の緩和、カーポートやバルコニーの扱い、調べ方までを、家づくりや土地探しの前に分かるように整理している情報サイトです。 公式サイト

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