建ぺい率の読み方は「けんぺいりつ」|建蔽率との表記の違いと英語

建ぺい率の読み方を紹介する記事のアイキャッチ。図面と辞典、家の模型が置かれた机

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土地の資料に「建蔽率」と書いてあって、何と読むのか分からなかった。そんな方も多いはずです。

結論から言うと、建ぺい率の読み方は「けんぺいりつ」です。「建蔽率」と漢字で書いても、「建ぺい率」とひらがな交じりで書いても、読み方も意味も変わりません。

この記事では、読み方と表記の違い、どこでどの書き方が使われているか、英語での言い方までお伝えしますね。

目次

建ぺい率の読み方は「けんぺいりつ」

先に結論

建ぺい率も建蔽率も、読み方は「けんぺいりつ」です。土地の広さに対して、建物で覆ってよい割合を表す言葉です。

国語辞典を引くと、「けんぺい‐りつ【建蔽率】」という見出しで載っています。「けんぺいりつ」と読めば、不動産会社でも役所の窓口でも通じます。

『「蔽」って、何て読むの?』と止まってしまう方もいますよね。「蔽」は「ぺい」と読み、おおう、さえぎるという意味の字なんです。

つまり建蔽率は、字のとおり「建物が土地をおおう割合」という意味になります。読み方と一緒に意味まで覚えておくと、忘れにくいですよ。

入力する時は「けんぺいりつ」で変換

スマホやパソコンで調べる時は、「けんぺいりつ」と打って変換してみてください。「建蔽率」と「建ぺい率」の両方が候補に出ることが多いです。

「けんぺい」だけで変換すると、別の言葉が出てくることもあります。「けんぺいりつ」まで打ってから変換すると、目的の字にたどりつきやすいです。

似た読み方の言葉と取り違えない

建ぺい率と一緒に出てくる言葉にも、読みにくいものがあります。よく並ぶ言葉を、読み方と意味でまとめておきますね。

言葉読み方ひと言でいうと
建蔽率(建ぺい率)けんぺいりつ土地のうち建物で覆ってよい割合
容積率ようせきりつ土地に対する各階の床の合計の割合
敷地面積しきちめんせき土地を真上から見た広さ
建築面積けんちくめんせき建物を真上から見た広さ
延べ面積のべめんせき各階の床面積を全部足した広さ
用途地域ようとちいき街の使い方で分けた13種類の地域

意味そのものを知りたい方は、建ぺい率とは?意味と計算方法で例を使ってお伝えしています。

建蔽率と建ぺい率の違いは?意味は同じです

ここでの結論

建蔽率と建ぺい率の違いは、書き方だけです。今の法律の条文は「建蔽率」と漢字で書いていて、以前は「建ぺい率」と交ぜ書きでした。

『漢字とひらがな交じりで、意味が違うの?』と気になりますよね。実は、指しているものはまったく同じなんです。

今の建築基準法の第53条は、「建蔽率」と漢字で書いています。都市計画法も同じく「建蔽率」です。

法律の書き方が変わったのはいつ?

都市計画法の条文は、平成29年の法改正(都市緑地法等の一部を改正する法律)で「建ぺい率」から「建蔽率」に書き改められました。衆議院が公開している法律の本文で、この書き換えが確かめられます。

つまり、少し前までは法律の条文でも「建ぺい率」と書かれていたんです。今でも「建ぺい率」の表記をよく見かけるのは、そのころの書き方が広く使われてきたからだと考えられます。

表記が変わった理由について

「なぜ以前はひらがな交じりだったのか」については、漢字の使い方の決まりに関係するという説明がよく見られます。ただ、公的な資料での裏付けまでは確かめられなかったので、この記事では言い切らないでおきますね。

どちらで書いても間違いではない

自分で書く時や検索する時は、どちらの書き方でもかまいません。役所の窓口でも、不動産会社との打ち合わせでも、両方とも通じます。

例えば、土地の説明を受けている時にこんなやり取りをしても大丈夫です。

「資料には建蔽率と書いてありますが、建ぺい率と同じものですか」
「はい、同じです。どちらも、けんぺいりつと読みます」

ただ、1つの書類やメモの中では、どちらかにそろえておくと読みやすくなります。このサイトでは、読みやすさを優先して「建ぺい率」で書いています。

3つの呼び方を「どこで使われるか」で整理

ここでの結論

「建蔽率」は法令の書き方、「建ぺい率」は自治体の案内や不動産の資料でよく見る書き方、「建築面積の敷地面積に対する割合」は条文の中の定義です。場面ごとに顔を出す言い方が違うだけで、中身は1つです。

調べていると、同じものが3つくらいの言い方で出てきて混乱しますよね。そこで、それぞれがどこで使われているかを対照表にしてみました。

呼び方よく出てくる場所使われ方
建蔽率建築基準法・都市計画法の条文、国の資料正式な法令の書き方
建ぺい率自治体の案内、不動産の資料、ネットの解説昔からの書き方で、今もよく使われる
建築面積の敷地面積に対する割合法律の条文の定義部分言葉の中身をそのまま書いた形
建坪率国語辞典の補足、昔の文章辞書で「建坪率とも当てて書く」と紹介される
建築面積率一部の辞典建ぺい率の別の言い方として紹介される
建蔽率・建ぺい率・建坪率の3つの呼び方を、法令・自治体や不動産の資料・辞典や昔の文章という使われる場所で並べ、意味と読み方を添えた図解

自治体のページでも書き方は混ざっている

自治体のページを見比べてみると、書き方が混ざっているのが分かります。例えば大阪市や呉市、柏市の案内では「建ぺい率」、岐阜市の案内では「建蔽率」と書いています。

役所の中でも統一されていないくらいなので、どちらの字を見ても慌てなくて大丈夫です。

「建坪率」は辞書にも載っている

『建坪率って書いてあったけど、別の言葉?』と思った方もいるかもしれません。国語辞典には、けんぺいりつを「建坪率」とも当てて書く、と補足されているんです。

「建坪(たてつぼ)」は、建物が建っている部分の広さを坪で言う時によく使われる言葉です。字の印象から、同じ意味で当てられてきたと考えると覚えやすいですね。

ただ、法令や役所の案内で使われているのは「建蔽率」「建ぺい率」の方です。書類を書く時は、こちらの字を使っておくと安心ですよ。

辞典に残る昔の用例

ある国語辞典では、1964年の小説の中に「建坪率」という書き方で出てくる例を、用例として載せています。昔から、生活の中で使われてきた言葉だということが分かります。

制度そのものがいつから始まったかは、建ぺい率の歴史でくわしく紹介しています。

建蔽率の英語は「building coverage ratio」

ここでの結論

建蔽率の英語は「building coverage ratio」です。法務省の日本法令外国語訳データベースにある建築基準法の英訳で、この言い方が使われています。

外国の方に土地や家の説明をする時、英語で何と言えばいいか困りますよね。調べると何通りも出てきて、どれが正しいのか迷う方も多いはずです。

法務省の日本法令外国語訳データベースには、建築基準法の英訳が載っています。そこでは、第53条の見出しが「Building Coverage Ratio」です。

日本語英語(建築基準法の英訳)
建蔽率building coverage ratio
容積率floor area ratio
建ぺい率と容積率の英語の言い方と、外国の方に説明する時に添える内容をまとめた図解

なお、このデータベースの建築基準法の英訳は「暫定版」と表示されています。正式な訳として確定したものではない点は、知っておくと安心です。

ほかの英語表現は?

ネットでは、ほかにもいくつかの英語の言い方が紹介されています。ただ、公的な資料で使われている例までは確かめられませんでした。

迷ったら、法令の英訳にある「building coverage ratio」を使い、必要なら意味をひと言添えるのがおすすめです。例えばこんな伝え方です。

「The building coverage ratio is 60%. It means the building can cover up to 60% of the land.」
「So, on this 100㎡ lot, the building area can be up to 60㎡?」

読み方や英語でよくある相談

ここでの結論

相談で多いのは「英語で何と言うか」「外国の方への説明のしかた」「海外の同じような決まりの調べ方」の3つです。

Q&Aサイトでよく読まれている相談を、要約して答えてみます。読み方の次は、英語での言い方で迷う方が多いんです。

建ぺい率と容積率は英語で何と言う?

「不動産用語の英訳として、建ぺい率と容積率をそれぞれ英語で何と言うか」という相談は、たくさん読まれています。

答えは、建ぺい率が「building coverage ratio」、容積率が「floor area ratio」です。どちらも法務省のデータベースにある建築基準法の英訳で使われている言い方です。

外国の方に不動産の説明をしたい

「仕事で外国の方に不動産の説明をするが、用語の英語が分からない」という相談もあります。

用語を英語にするだけだと、意味まで伝わらないこともあります。英語の言葉と一緒に、「土地のうち何割まで建物で覆えるか」という中身を短く添えると伝わりやすいですよ。

英語で説明する時のチェック
  • 「building coverage ratio」と言葉をそろえる
  • 何%かと一緒に、建てられる広さの例を添える
  • 容積率(floor area ratio)とセットで説明する
  • 緩和がある時は、指定の数値と分けて伝える

海外の同じような決まりはどう調べる?

「海外の建築の制限や建ぺい率にあたる決まりを調べたいが、英語で探してもよく分からない」という相談もありました。

国によって法律の仕組みも言葉も違うので、日本の英訳がそのまま当てはまるとは限りません。その国の役所が出している公式の情報を当たるのが、遠回りに見えて確実です。

読み方が分かったら、次に押さえたいこと

ここでの結論

読み方と表記が分かったら、次は自分の土地の数値と、建てられる広さを確かめてみましょう。計算はかけ算1つでできます。

『読み方は分かったけど、結局うちの土地で何が変わるの?』という方もいますよね。実は、建ぺい率は家の広さを決める大事な数字なんです。

例えば100㎡の土地で建ぺい率60%なら、真上から見た建物の広さは60㎡までです。坪でいうと、1坪は約3.3㎡なので、30坪の土地なら18坪までとなります。

宅建の勉強をしている方は、試験の問題文でも条文どおり「建蔽率」の字が使われているので、両方の字に慣れておくと安心です。出題のポイントは宅建試験の建ぺい率でまとめています。

読み方の次にやること
  1. 土地の資料で、指定建ぺい率の数値を見る
  2. 敷地面積に建ぺい率をかけて、建てられる広さを出す
  3. 角地や防火地域の緩和が使えるかを確かめる
  4. 迷ったら、土地のある自治体の建築の窓口に聞く

広さの上限が分かったら、その中でどんな間取りにするかを考える段階です。土地に合わせた間取りプランを住宅会社に出してもらう方法もあります。

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よくある質問

建ぺい率の読み方は何ですか?

「けんぺいりつ」です。建蔽率と漢字で書いても、建ぺい率と書いても読み方は同じです。

建蔽率と建ぺい率は違うものですか?

同じものです。今の法律の条文は「建蔽率」と漢字で書いていて、以前は「建ぺい率」と書かれていました。

建蔽率は英語で何と言いますか?

「building coverage ratio」です。法務省の日本法令外国語訳データベースにある建築基準法の英訳で使われています。

「建坪率」と書いても間違いではありませんか?

国語辞典に、けんぺいりつを「建坪率」とも当てて書くと補足があります。ただ、役所や書類では「建蔽率」「建ぺい率」を使う方が伝わりやすいです。

容積率の読み方は何ですか?

「ようせきりつ」です。土地の広さに対する、各階の床面積の合計の割合のことで、建ぺい率とセットで資料に書かれています。

不動産の資料で「建ぺい」と略されているのは同じ意味ですか?

はい、建ぺい率のことです。「建ぺい60%・容積200%」のように、率を省いて書かれることもあります。

まとめ

この記事の要点
  • 建ぺい率の読み方は「けんぺいりつ」
  • 建蔽率と建ぺい率の違いは書き方だけで、意味は同じ
  • 今の法令は「建蔽率」、自治体や不動産の資料では「建ぺい率」もよく使われる
  • 英語は「building coverage ratio」、容積率は「floor area ratio」
  • 読み方の次は、自分の土地の数値と建てられる広さを確かめる
建ぺい率ドットコム

建ぺい率ドットコム 編集部

建ぺい率の意味と計算、用途地域ごとの数値、角地や防火地域の緩和、カーポートやバルコニーの扱い、調べ方までを、家づくりや土地探しの前に分かるように整理している情報サイトです。 公式サイト

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