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60坪の土地があると、平屋にするか、二世帯にするか、車を何台置くか、選択肢が一気に増えますよね。そのぶん『結局どれくらい建てられるの?』が分かりにくくなりがちです。
結論から言うと、60坪の土地で建ぺい率60%なら、1階は36坪(約118.8㎡)までです。平屋なら36坪、総2階なら延べ72坪までが目安になります。
この記事を読めば、60坪台の土地で建てられる広さと、平屋・二世帯・駐車3台のどれを選ぶと建ぺい率がどう余るかが分かりますよ。
60坪の土地で建ぺい率60%なら、1階は36坪まで
60坪の土地の1階の上限は「60坪×0.6=36坪」です。㎡で言うと、約198㎡の敷地に約118.8㎡の建築面積になります。
建ぺい率(建蔽率)は、建物を真上から見た広さ(建築面積)が、敷地の何割までかを決めるルールです。60%なら敷地の6割まで建物に使えて、4割は空地として残ります。
60坪の土地なら、建物に使えるのが36坪、空地が24坪です。24坪あれば、駐車場と庭を両方取っても、まだ少しゆとりが出る広さなんです。
坪と㎡は「1坪は約3.3㎡」で換算しています。図面や登記簿で198㎡と書かれていたら、60坪くらいと考えてください。
「1階の上限」と「延べ床の上限」は別もの
建ぺい率が決めるのは、1階の広さ(建物が地面を占める広さ)です。2階や3階を足した延べ床の上限は、容積率という別のルールで決まります。
| 60坪の土地の場合 | 式 | 上限 |
|---|---|---|
| 1階(建築面積) | 60坪×建ぺい率60% | 36坪 |
| 延べ床(容積率150%の時) | 60坪×1.5 | 90坪 |
| 延べ床(容積率200%の時) | 60坪×2.0 | 120坪 |
総2階で延べ72坪にするなら、容積率は120%以上必要です。60%の土地の考え方は建ぺい率60%とは?でも紹介しています。
60〜69坪の早見表(建ぺい率40・50・60%)
60坪台の土地は、建ぺい率40%でも1階24坪以上が取れます。60%なら36坪から41坪ほどまで広がります。
60坪台の土地について、建ぺい率40%・50%・60%の時の1階の上限を並べました。
| 敷地 | 建ぺい率40% | 建ぺい率50% | 建ぺい率60% |
|---|---|---|---|
| 60坪(約198㎡) | 24坪 | 30坪 | 36坪(約118.8㎡) |
| 61坪(約201.3㎡) | 24.4坪 | 30.5坪 | 36.6坪(約120.8㎡) |
| 62坪(約204.6㎡) | 24.8坪 | 31坪 | 37.2坪(約122.8㎡) |
| 63坪(約207.9㎡) | 25.2坪 | 31.5坪 | 37.8坪(約124.7㎡) |
| 64坪(約211.2㎡) | 25.6坪 | 32坪 | 38.4坪(約126.7㎡) |
| 65坪(約214.5㎡) | 26坪 | 32.5坪 | 39坪(約128.7㎡) |
| 66坪(約217.8㎡) | 26.4坪 | 33坪 | 39.6坪(約130.7㎡) |
| 67坪(約221.1㎡) | 26.8坪 | 33.5坪 | 40.2坪(約132.7㎡) |
| 68坪(約224.4㎡) | 27.2坪 | 34坪 | 40.8坪(約134.6㎡) |
| 69坪(約227.7㎡) | 27.6坪 | 34.5坪 | 41.4坪(約136.6㎡) |
例えば65坪で建ぺい率60%なら、1階は39坪です。60坪で建ぺい率40%なら24坪、60坪で建ぺい率50%なら30坪になります。
『同じ60坪なのに、40%だと12坪も違うの?』と驚く方もいるはずです。建ぺい率の数値は土地ごとに違うので、坪数だけで判断しないようにしましょう。
角地や防火の緩和が使えると
自治体が指定する角地や、防火地域・準防火地域の決められた建物なら、建ぺい率が10%上がります。両方当てはまれば20%です。
| 60坪の土地 | 1階の上限 |
|---|---|
| 建ぺい率60%のまま | 36坪 |
| 緩和が1つ使えて70% | 42坪 |
| 緩和が2つ使えて80% | 48坪 |
角地として認められる条件は、自治体によって違います。使えるかどうかは、土地のある自治体の建築の窓口で聞いてみてください。
平屋・二世帯・駐車3台、60坪の使い方を比べる
60坪の土地は「平屋で使い切る」「二世帯で上に伸ばす」「駐車3台を優先する」の3つで、建ぺい率の使い方がはっきり分かれます。
60坪で建ぺい率60%の土地を例に、3つの使い方を比べてみました。1階の上限は36坪です。
車1台分は、幅2.5m×奥行5mの約12.5㎡(約3.8坪)で計算しています。3台なら約11.4坪です。
| 使い方(60坪の土地) | 1階 | 2階 | 延べ床 | 建ぺい率の余り | 空地 |
|---|---|---|---|---|---|
| 平屋(屋根なし駐車3台) | 36坪 | なし | 36坪 | 0坪 | 24坪(駐車3台を取ると12.6坪) |
| 二世帯の2階建て(屋根なし駐車3台) | 30坪 | 30坪 | 60坪 | 6坪 | 30坪(駐車3台を取ると18.6坪) |
| 駐車3台にカーポート付き | 家24坪+カーポート11.4坪 | 24坪 | 48坪 | 0.6坪 | 24.6坪 |
カーポートは、計算を分かりやすくするために、屋根の下を全部建築面積に入れています。

平屋:36坪まで、ワンフロアで広く
平屋なら36坪まで建てられます。36坪の平屋なら、部屋数を多めに取っても、ワンフロアでゆったりした間取りを考えられる広さです。
ただ、上限いっぱいだとカーポートや物置を足せません。屋根のない駐車場にするか、家を少し小さくして余りを残すかを先に決めておきましょう。平屋の考え方は平屋と建ぺい率でくわしく紹介しています。
二世帯:上に伸ばして空地を残す
二世帯住宅は、2階建てにして床を上に積む形が考えやすいですよね。1階30坪・2階30坪なら延べ60坪で、建ぺい率は6坪余ります。
この6坪の余りを、玄関を分けるためのポーチや、カーポートに回すこともできます。延べ60坪には容積率100%以上が必要なので、そこも一緒に確かめてみてください。

駐車3台:カーポートも建築面積に入る
車を3台置きたい家では、カーポートの分を忘れがちです。屋根のあるカーポートは、原則として建築面積に入ります。
3台分のカーポート(約11.4坪)を付けるなら、家の1階は24坪くらいに抑える計算です。開放性の高いカーポートには緩和の扱いもあるので、カーポートの建ぺい率緩和も見てみてください。
家族で話していると、こんな会話になりやすいところです。
「せっかく60坪あるんだから、平屋で36坪にしようよ」
「でも車が3台あるよね。カーポートも付けるなら、家は小さくするか2階建てにしないと」
どの使い方が合うか迷ったら、プランで比べる
平屋・二世帯・駐車3台は、どれも60坪の土地なら現実的に考えられる使い方です。だからこそ、数字だけで選ぶのは難しいですよね。
土地の条件を伝えて、住宅会社に具体的な間取りプランを出してもらうと比べやすくなります。複数の会社から、間取りプランや資金計画の提案を無料でまとめて受け取れるサービスもありますよ。
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二世帯住宅を60坪で考える時に確かめること
二世帯は延べ床が大きくなるので、建ぺい率よりも容積率と前面道路の幅が効いてくることがあります。
二世帯住宅では、延べ床が60坪を超えることも珍しくありません。延べ床の上限は、容積率で決まります。
容積率は、前面道路の幅が12m未満だと下がることがあります。住居系の地域なら「道路の幅のメートル数×0.4」が上限で、決められた容積率と比べて小さい方が使われる決まりです。
| 前面道路の幅(住居系の地域の例) | 道路の幅で決まる容積率 | 60坪の土地の延べ床の上限 |
|---|---|---|
| 4m | 160% | 96坪 |
| 5m | 200% | 120坪 |
| 6m | 240% | 144坪(決められた容積率が200%なら120坪) |
道路の幅が4mでも延べ96坪なので、2階建ての二世帯なら足りることが多いはずです。ただし、低層住居専用地域では容積率そのものが100%などに決められている土地もあります。
- 建ぺい率と容積率を、重要事項説明書や都市計画図で確かめる
- 前面道路の幅を測って、容積率が下がらないかを確かめる
- 玄関を2つにするなら、ポーチの屋根も建築面積に入るか確かめる
- 駐車台数を決めて、カーポートの分も建築面積に足す
最後は、土地のある自治体の建築指導課や、設計を頼む建築士・住宅会社に確かめておくと安心です。
自宅以外の使い方も考えるなら
自宅を建てる以外の使い方も考えているなら、まず「その土地に何が建てられるか」を知っておきましょう。建ぺい率・容積率・用途地域が分かると、選択肢を比べやすくなります。
相続などで60坪の土地を持つことになり、『自分で住むか、貸すか、駐車場にするか』で迷っている方もいますよね。土地の使い方は、建ぺい率と容積率だけでなく、用途地域で建てられる建物の種類によっても変わります。
例えば、第一種低層住居専用地域でも共同住宅(アパート)は建てられます。一方で、建てられる床の広さは容積率で決まるので、部屋数はその範囲で考えることになります。
| 使い方 | 建ぺい率との関係 |
|---|---|
| 自宅を建てる | 1階の広さが建ぺい率で決まる |
| アパートなどを建てて貸す | 建ぺい率と容積率で建物の大きさが決まる |
| 屋根のない駐車場にする | 建物を建てないので、建ぺい率の上限に届かない使い方 |
活用の考え方は土地活用と建ぺい率で紹介しています。
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よくある相談:60坪の土地の知恵袋Q&A
「60坪なら36坪の家が建つ」と聞いて、延べ床も36坪までだと思ってしまう方がいます。36坪は1階の上限で、2階を足せば延べ床はもっと広くできます。
知恵袋などで多く読まれている相談を、要約して答えていきます。
60坪・建ぺい率40%・容積率60%なら、最大何坪?5LDKは入る?
1階は60坪×0.4で24坪、延べ床は60坪×0.6で36坪までです。2階建てなら、例えば1階24坪・2階12坪の形になります。
「5LDKなら、2階も1階と同じ広さにしたいんだけど」
「容積率が60%だと延べ36坪までだから、総2階の48坪は入らないんです。部屋の広さで調整しましょう」
『60坪もあるのに36坪?』と感じるかもしれません。延べ36坪に5LDKを入れるなら、1部屋ずつの広さや廊下を抑える工夫が必要になります。
60坪で建ぺい率60%、駐車場2台は取れる?
1階を36坪の上限まで使っても、空地は24坪です。屋根のない駐車場2台分(約7.6坪)を取っても、16坪ほど残ります。
土地の形がほぼ正方形なら、道路側に駐車場を並べやすいですよね。ただ、道路との接し方によって置き方は変わるので、配置図で確かめてみてください。
60坪で建ぺい率50%、2階建てなら1階は何坪まで?
60坪×0.5で、1階は30坪(約99㎡)までです。2階も30坪にすれば延べ60坪で、容積率100%以上なら建てられます。
1階の部屋を畳数で考える時は、壁や廊下、水回りの分を引いて考えるのがコツです。30坪がそのまま部屋になるわけではないんです。
よくある質問
60坪の土地で建ぺい率60%なら、何坪の家が建ちますか?
1階は36坪(約118.8㎡)までです。平屋なら36坪、総2階なら延べ72坪が目安で、総2階には容積率120%以上が必要です。
65坪の土地で建ぺい率60%なら、1階は何坪ですか?
65坪×0.6=39坪(約128.7㎡)です。
60坪の土地で二世帯住宅は建てられますか?
1階30坪・2階30坪の延べ60坪なら、建ぺい率60%・容積率100%以上で計算の上では収まります。道路の幅や地域の高さの制限もあわせて確かめてください。
60坪で建ぺい率40%の土地に、平屋は何坪まで建てられますか?
60坪×0.4で24坪までです。もっと広くしたい時は2階建てを考えるか、緩和が使えるかを自治体で聞いてみてください。
まとめ
- 60坪の土地で建ぺい率60%なら、1階は36坪(約118.8㎡)まで
- 60坪台は、建ぺい率40%なら24〜27.6坪、50%なら30〜34.5坪が1階の上限
- 平屋は36坪まで、二世帯は上に伸ばすと空地が残る
- 駐車3台にカーポートを付けるなら、その分を建築面積に足して計算する
- 最後は自治体の窓口や建築士に、自分の土地の条件を確かめる
建ぺい率の基本は建ぺい率とは?意味と計算方法で、ひと回り小さい土地は50坪の土地で建ぺい率60%なら、もっと広い土地は70坪・80坪・100坪の土地の建ぺい率で紹介しています。





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